説明
エドガー・グティエレス氏がおよそ80年ほど前にタラス地区にてガンボア農園を設立し、グティエレス家のコーヒー生産の歴史がスタートしました。
タラス地区はコスタリカでも有数のコーヒー生産エリアです。小規模な農園がとてもたくさん存在し、この地域の主な収入源となっています。その中でもサンタマリアデドラは一等地と言ってよい、有名農園が軒を連ねる場所です。
コスタリカではマイクロミルと呼ばれる生産処理を専門に行う処理施設が、農園と独立して運営されているのが主流です。しかしエドガーの長男、ルイス氏は、自ら栽培したコーヒーを農園内で生産処理できるようにしたいと1999 年に自社のミルを設立しました。この形でガンボア農園の現在の生産基盤が整い、現在はその息子であるマルティンが農園主となり運営を担っています。
自社で生産処理を行うため、品質の安定やハンドリングの丁寧さはもちろんですが、小回りが利くので様々な処理方法で出荷しています。このロットはブラックハニーという処理方法を採用しています。チェリーの実の部分を外すときにねばねばした蜜を取らずに乾燥工程にまわしますので、複雑な甘みが風味に付加されると言われます。