2021年も残すところあと2週間、そろそろ来年の話をしても鬼に笑われないかな?
というわけで、新春にふさわしい特別なコーヒー豆を販売いたします。来年のスタートは「ふくまめ」で幸先よくいきましょう。
「ふくまめ」は、SSEではめったに扱わないようなトップオブトップのクオリティのコーヒーをあつめて、ご紹介しようというものです。品質はもちろん最高級の中の最高であり、世界基準の品質評価からしてもその価値は最高です(カッピングスコアという、品質を決められた手順で評価する仕組みがあるのですが、90点を超えると化け物扱いになりまして、今回の銘柄たちもその化け物です)。その品質に加え、とにかく生産される数量が少ないため、手に入れるのが難しいです。なのでお値段も・・・こういうものは世界中のバイヤーが目を三角にして奪い合うものですから、大変にお高くなっております。
庶民的なSSEではめったに扱えないわけですが、お正月くらい、というわけでとんでもないラインナップをつくることができました。
タミル・T・テセマ
タミルは2021年のエチオピア・カップオブエクセレンスで5位までの間に優勝を含む3ロットもねじ込むというとんでもない快挙を成し遂げた、若き気鋭の生産者です。優勝ロットでは、他の審査ですが96点を超える、ちょっと信じがたいような高得点をたたき出し(お化けと95点以上は出たためしがない、みたいな都市伝説じみた点数です・・・)、今回SSEが入手できたのは、その優勝ロットの兄弟ロットです。品質はほぼ優勝、みたいなものです。すごいです。その生産地はシダモ地域の中、デロ・ケベレというところでおよそ200名のパートナー農家とコーヒーを生産しています。彼の野望は「この素晴らしいコーヒーをつくる生産者たちを世界に知らしめ、そして彼らの収入アップを図る」ということで、これでひとつ、彼の思いがかなったということでしょうか。まだまだ若い生産者なので、今後の活躍も大変楽しみです。
ジャンソンファミリー
ジャンソン一家は、いま二代目のカイとジャネットの夫妻が農園運営をしています。斬新で衝撃的なフレーバーと、とんでもない品質の高さで大ブレイクした、パナマ・ゲイシャですが、そのゲイシャ・ショックは世界の高品質コーヒーの価格を一段階押し上げたという面もあります。ほとんど芸術品とも言えるコーヒーは、その価値に対する価格も芸術品のように扱われるようになりました。そのパナマ・ゲイシャと言えばジャンソン農園が思い浮かぶような、先代からずーっとトップを走り続ける農園です。その品質の高さは折り紙付きで、品評会に出さずとも十分に品質の良さが保証されているため、このロットも品評会やオークション等へは出品されませんでした。カイとジャネットの大変な自信がうかがえますが、飲めば納得の、超トップロットの仕上がりです。
ゲシャヴィレッジ
アメリカ人のアダムとエチオピア人のレイチェル夫妻。ふたりは山奥も山奥、本当に山奥で首都からの道が最近やっと通ったというようなゲシャ村、「ゴリゲシャの森」と呼ばれるジャングルの中に、ゲイシャ種の原種が生えているのを見つけました。そこにゲシャヴィレッジ農園を設立したのですが、スタートには大変苦労があったそうです。そこにもともと住まっていた少数民族、メアニット族のひとたちともよく話し合い、時間をかけてコミュニティに溶け込み、メアニットのひとたちの生活を侵すことなく、また彼らの自然を壊すことなく、共にコーヒーを生産するという素晴らしいかたちにたどり着きました。そして生産を開始したところ、その品質の高さと独特のフレーバーが世界中で大絶賛され、生産量も限られているため、いまや入手困難なコーヒー銘柄のひとつとなっています。
みっつの超個性的で超高品質なコーヒー(超がたくさんついてますが、しかたないです・・・だってすごいんだもん)、これらを50グラムずつと、お年玉にオリジナルSSEロゴキャニスター缶をつけまして、税込み3900円で発売いたします。
ウェブ限定でのご注文、ゆうパックでの配達のみとなります。また、
限定数30セット
となっておりますので、気になる皆さま、おはやめにお求めくださいませ。(無くなり次第終了です。仕入の関係で追加はございません)
では最後に、お求めはこちらのページからどうぞ。
ふくまめ2022