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フウガドールすみだレディース、2025-26シーズンふぁいっ!(後編)

いよいよ今週末、6月22日(日)16時キックオフにてフウガレディースの今シーズンが開幕するのですが、女子Fリーグはセントラル方式での開催のため、さいたま市桜区にあるサイデン化学アリーナでの試合となります。同日には宇部・立川戦、神戸・北海道戦も組まれています。

キャプテン勝俣が「今年は優勝」と言っているので、まずは緒戦の湘南戦を快勝したいところです。

というわけでピックアップ選手をご紹介していきましょう。

#23 かほ(玉川華帆)

必見!必殺!得意のワンプレー

ドリブルシュート

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

みんな

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

スピード女王

今どハマりベストスリー

あいみょん、aespa

わたしの女子力自慢

毎日のスキンケア

(ホゼ’sコメント)フウガレディース屈指のドリブラーであり点取り屋のカホは、ハーフラインあたりから一人でゴールを狙っていける得点力の持ち主。相手ディフェンダーを翻弄する足元の技術とスピードはリーグ内でもアンストッパブルと言って良いでしょう。蝶のように舞い蜂のように刺す、という形容がピッタリです。

勝俣’s EYE

可愛い表情に隠された闘志で、プレスからシュートまで一瞬。ゴールを決める。

#17 きえ(豊川季絵)

必見!必殺!得意のワンプレー

パンチ力あるシュート!

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

バルドラール浦安 伐井りさ選手

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

どっしり感

今どハマりベストスリー

アサイーボール、朝カフェ、らっこさん

わたしの女子力自慢

毎日お弁当作ってます

(ホゼ’sコメント) 前線でもポジションできて、ドリブルやパスも上手い、フィクソとして堅い守備にも定評ある、ユーティリティ性の高いプレイヤーです。試合のいつでも、ピッチのどこにでも顔を出してピンチを防ぎチャンスメイクの起点になれる選手です。

勝俣’s EYE

フィクソでは後方にどっしりと構え、ピヴォでは反転シュート。フィクソの安定感とピヴォの破壊力を併せ持つ二刀流。

#8 まっすー(桑原真澄)

必見!必殺!得意のワンプレー

気合のシュートブロック

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

アニージャ湘南 宮崎世梨奈選手

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

ずるがしこさ!

今どハマりベストスリー

ドリップコーヒー、朝カフェ、パン屋さがし

わたしの女子力自慢

化粧水はじめました!!

(ホゼ’sコメント) チーム内〇〇女王の答えのように、相手の一手先を読んで攻め、守るプレーが得意。するすると相手の動きに対してディフェンスするのは一見スムーズに見えるけどそこにはインテリジェンスと経験が詰まっています。観戦のときには、オフボールでのまっすーの、相手との駆け引きに注目です。

勝俣’s EYE

身を挺したスライディングで下のコースを消し、GKを支え、守備でゴールを守る。

#9 いわ(岩崎裕加)

必見!必殺!得意のワンプレー

反転シュート

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

SWHレディース 江川涼選手

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

得点

今どハマりベストスリー

1.一人飯 2.銭湯 3.一人時間

わたしの女子力自慢

きれい好き

(ホゼ’sコメント) アジアチャンピオンに輝いた女子フットサル日本代表メンバー。オフェンスに全振りしたようなプレースタイル(最近はディフェンスもがんばっている)が魅力。相手ディフェンダーも、イワがゴール付近で危険度が高いとわかっているので、ゴール前のポジション争いがし烈になるがそれでも強引にボールをおさめて反転シュートに持って行く圧倒的なパワー。

勝俣’s EYE

前線でボールを収める。
今年は味方を活かすプレーとアシストにも期待。

#10 みみ(中野瑞己)

必見!必殺!得意のワンプレー

前カット

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

特になし

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

フィジカル

今どハマりベストスリー

ピックルボール サメ 茶々丸

わたしの女子力自慢

写真のポーズのバリエーション

(ホゼ’sコメント) 後方から攻撃を組み立て、守備では最後の砦となるフィクソ。小柄だがガッツあふれるプレーが多く、惜しげもなくスライディングし、体を張った守備が見どころです。ゴール前ではゴレイロ(ゴールキーパー)との連携でシュートコースを削り、シュートをストップします。1点を守り切るみみの執念に注目です。

勝俣’s EYE

小柄な見た目からは想像できない執念のディフェンス。
相手ピヴォの自由を封じる。

#7 ぴー(本間桃)

必見!必殺!得意のワンプレー

左サイドのダブルタッチ

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

フウガドールすみだレディース 桑原真澄選手

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

テクニック

今どハマりベストスリー

マリオカート ドリップコーヒー YouTubeを見ること

わたしの女子力自慢

リップ、ハンドクリーム必須!

(ホゼ’sコメント) ピッチ内中盤の、守備と攻撃の合間で両方の動きをこなす役割。ちょこまかと動き相手の攻撃を封じたり中盤からのチャンスメイクをしたり。対人では見た目にそぐわず気迫ある守備を見せるという一面も。派手さはないけど安定した試合運びに欠かせないキーパーソンです。

勝俣’s EYE

トリッキーなプレーで会場を沸かす。一瞬のひらめきがチャンスを生みだす。

#14 あかり・ひおさん(肥尾明里)

(ごめんなさい現場で写真撮れませんでした!ので公式の写真を)

必見!必殺!得意のワンプレー

左カットイン

あのチームのあの選手を勝手にライバル認定

バルドラール浦安 #14松本直美選手

負けないぜ!目指せチーム内〇〇女王

走行距離

今どハマりベストスリー

鶏肉 ブロッコリー ゆで卵

わたしの女子力自慢

すぐに洗濯を回す

(ホゼ’sコメント) 今季よりフウガドールすみだレディースへ加入。前所属はバルドラール浦安。存在感を出していけるか、注目しましょう。

勝俣’s EYE

(そしてここを勝俣に聞き忘れた・・・ポンコツですいません・・・ 勝俣よりコメントもらったら追記します)

各選手たちのタレントはこちら(自己申告)

イワのフィジカルと攻撃に振り切ったポジショニングはさすがです。まっすーは超バランス型、かほは攻撃とスピードに、あかりはオフェンシブなプレースタイルかな? みみときえは守備をよろしくお願いします。 こちらにぴーちゃんが書き漏れているんですがたぶん、左下の守備的スピード派になるんじゃないでしょうか。

それでは日曜日の開幕戦を楽しみにしましょう!(試合情報)

メットライフ生命女子Fリーグ 2025-26 第2節(スケジュールの都合で第2節が開幕戦になります)


日時 6/22(日)16:00 Kickoff

対戦相手 アニージャ湘南

場所 サイデン化学アリーナさいたま

チケット 当日券のみ → 詳しくはこちら https://www.saicolo.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/

フウガドールすみだレディースの持ち味は、とにかく元気いっぱい走りフェアプレーで正々堂々と戦う、です(たぶんそうです、見ているとそう思います)。選手たちは練習の成果を試合で存分に発揮してください。そして、勝利しましょう。優勝を狙うのですから、緒戦で負けるわけにはいかないのです。みなさんの応援お待ちしております。応援には、チームカラーのえんじ色を身に着けて行くといいと思います。

それでは日曜、フウガレディース、ふぁいっ!

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フウガドールすみだレディース、2025-26シーズンふぁいっ!(前編)

Fリーグで戦うフウガドールすみだのオフィシャルスポンサーを務めてはや何年?のSSEです。何年になるのかな、たぶん2017-18シーズンよりサポートしているので、9年目? になるようです(長くなってきた)。

さて今回は、フウガドールすみだの女子部門、フウガドールすみだレディースの話です。そしてこの記事では前編ということで、

・フウガドールすみだ全体の話

・Fリーグの概要

・フウガドールすみだレディースの話

・女子Fリーグの話

をご紹介いたします。

次の記事では後編として、ピックアップ選手の紹介をしますので、後編もお楽しみに。

フウガドールすみだとは

SSEのtwitter(現X)やfacebook、またこのブログをお読みの皆さんは「フウガドールすみだ」という名前は聞いたことがあるかと思います。なぜなら先ほど書きました通りでSSEがスポンサーとなっているからです。でも、いかんせんメジャースポーツとは言えないフットサルですので「名前は聞くけど、実態はよくわからない」という人も多かろうと思います。そこで、フウガドールすみだとその所属するFリーグについてさらっと解説いたします。

まずは我らがフウガドールすみだについて。

公式ウェブサイト https://www.fuga-futsal.com/

ロゴ

クラブの構成としては

(男子)

・トップ(クロコダイル←この名称はあまり用いられない)(フウガドールすみだ、とだけ言うときにはだいたいこれを指す)

・バッファローズ(セカンドチーム)

・ファルコンズ(U18)

・ウィングス(U15)

・エッグス(U12)

(女子)

・レディース

となっています。育成はU12からと非常に層の厚い構成となっており、現在トップで活躍する選手もいますし、他のFリーグのクラブで活躍している選手も輩出しています。

クラブは、前身となるクラブの創立が2001年と歴史は長く、フウガドールすみだという名称を用い2014-15シーズンからFリーグに参加しています。なおFリーグは、Jリーグをモデルとして2007-08シーズンからスタートしています。フウガドールすみだはリーグ創設から8シーズン目より参加した形になりますね。

現在のトップチームの監督は岡山孝介が2期目の指揮を採っています。

フウガと言えばの監督は須賀雄大でしょう。2005年からフウガドールすみだの前身のクラブで監督をスタートした須賀雄大はアマチュアクラブ時代からFリーグ参入2021年まで6シーズンと長きに渡り監督を勤め上げました。現在は日本女子フットサル代表監督となっており、先日はアジアチャンピオンに輝き、来年の第一回女子フットサルワールドカップに駒を進めるという快挙を成し遂げた名指導者です。

戦績ですが、Fリーグ参入前の2008年に、当時すでに発足していたFリーグ加盟の各クラブを打ち破り、アマチュアクラブながら日本選手権を優勝し、旋風を巻き起こしました。その後Fリーグ参入後も中位~上位の成績を残しつつも優勝には手が届かずだったのですが、再びの日本選手権優勝を2023年に達成、クラブとしては二回目の日本一を掴みました。

Fリーグ

フウガドールすみだのトップチームが参加しているFリーグは、前述の通り2007年にスタートしていますので、今季で19シーズンとなります。

大会フォーマットは年により違うので、今年のフォーマットをご案内します。

ディビジョン1(フウガドールすみだはここ)では、12クラブが5月から12月まで8カ月間でホームアンドアウェイ方式で総当たり戦を22試合行い、レギュラーシーズンの順位を決定します。2月~3月でファイナルシーズンとして上位6クラブと下位6クラブに分かれて総当たり戦10試合を行い、年間順位を決定します。最下位クラブは自動的にディビジョン2に降格します。

ディビジョン2では、9クラブの総当たり戦16試合を行い年間順位を決定します。優勝クラブは自動的にディビジョン1に昇格します。

リーグ加盟クラブは以下の通り (カッコは都道府県とディビジョン)

北海道 エスポラーダ北海道(北海道)(2)

東北 ヴォスクオーレ仙台(宮城)(2)

関東 マルバ水戸(茨城)(2)、バルドラール浦安(千葉)(1)、リガーレヴィア葛飾(東京)(2)、フウガドールすみだ(東京)(1)、しながわシティ(東京)(1)、立川アスレティックFC(東京)(1)、ペスカドーラ町田(東京)(1)、湘南ベルマーレ(神奈川)(1)Y.S.C.C.横浜(神奈川)

中部 ボアルース長野(長野)(1)、ヴィンセドール白山(石川)(2)、アグレミーナ浜松(静岡)(2)、名古屋オーシャンズ(愛知)(1)

近畿 シュライカー大阪(大阪)(1)、デウソン神戸(兵庫)(2)

中国 ポルセイド浜田(島根)(2)

四国 ミラクルスマイル新居浜(愛媛)(2)

九州 ボルクバレット北九州(福岡)(1)、バサジィ大分(大分)(1)

関東に集中しすぎな感はありますね。

フウガドールすみだレディース

ようやくフウガドールすみだのレィース部門、フウガドールすみだレディースの話になります。

ロゴマーク

フウガドールすみだが目黒区から墨田区へホームタウンを移転するはるか前、2008年にレディース部門が創立されました。けっこう歴史が長いですよね。

関東リーグで戦っていたフウガドールすみだレディースは、2020-21シーズンから女子Fリーグに参入することになりました。今季で6シーズン目ということになります。女子Fリーグは2017-18シーズンからスタートしているので、設立から3シーズン遅れての参入となりました。

2025-26シーズンの体制ですが、監督:窪堀宏一が率いる16名の選手が登録されています。ピックアップ選手を次の記事でご紹介しますが、チーム全体のお話をここでしておきます。

Fリーグでの成績は、

20-21 7位

21-22 6位

22-23 7位

23-24 7位

24-25 5位

と、いい感じですが、なかなか優勝争いに食い込めてない、もどかしい順位を続けています。

元気いっぱい、一生懸命に走るという泥臭いストロングスタイルが持ち味で、勝ち負けへのこだわりはもちろんあるのでしょうがそれよりも一生懸命さを尊び諦めずに戦うとう姿勢に、フウガレディースらしさというのがあると思います。

フウガレディース育ちの須藤優里亜(日本代表)、原川奈々子(日本代表)がスペインリーグへ挑戦中でいないのですが(帰ってきてね)、若き大型ストライカーの岩崎裕加(日本代表)、そして元日本代表のキャプテン勝俣里穂と玉川華帆と強力なタレントを擁しており、キャプテン勝俣は「今季は優勝が狙える」とこれまでの万年中位というポジションから一気にてっぺんを狙う勢いです。

女子Fリーグ

すこしお話しをしましたが、女子Fリーグは2017-18シーズンに設立されたリーグなのですが、現在までディビジョン1のみの体制となっており、今季は11クラブによる運営となります。

6月から10月までに、1回総当たりの10試合をセントラル方式で行い、レギュラーシーズンの順位を決めます。その後10月から2月までに、上位6クラブと下位5クラブに分かれてファイナルシーズンを1回総当たりのセントラル方式で行い、年間順位を決定します。

ディビジョンがひとつしかないので、昇格降格がありません。

男子との大きな違いですが、ルール上ではまずホームアンドアウェイ方式ではないということです。フウガレディースのホームゲームはレギュラーシーズン/ファイナルシーズンをあわせても2試合だけです(最大16試合中)。ファンはアリーナで応援したいというときにホームゲームが少ないので困りますし、選手やスタッフは遠征が多くなるので大変です。いろいろな理由があってホームアンドアウェイにしにくい状況なのでしょうが、いつかはそうしてもらいたいものです。

次にディビジョンがひとつしかないということです。成績の悪いクラブが降格して、下のディビジョンから強いクラブが上がってくる、という男子と比べて、参加クラブが固定されているため、上位と下位のクラブ間の実力差が埋まらないという問題があります。ときどき大差がつく試合がありますが、ちょっと試合にならないなと感じることもあります。しかし、その一方で女子フットサルリーグという決してメジャーではないリーグを戦う、しかも遠征も多く資金も体制も大変な状況であるという中で、実力差がありながらもくじけず脱退せずにがんばっている姿には、見る人に感動を与えるということもあります。もっと参加クラブが増えて、女子フットサルリーグが盛り上がるといいなあと思います。

また、女子カテゴリならではという面ですが、試合の強度が男子ほど高くないということがあります。これは降格が無いからということも関係あるかもですし、男子と違いほとんどの選手がフットサル選手としての収入に依存していない(つまりアマチュアに近い活動である)ことから、過度な強度での怪我を避けようとするのもあるかもですね。男子ではつかみ合いの乱闘になることも、ケガで即搬送というような本当に危ないシーンも見ることがありますが、女子ではさほどいがみあったりすることがなく、ぶつかったり転んだりしてもお互いに笑顔で手を合わせて済んでることが多いです。ファウルも少なく、危険なファウルはほとんど見ません。もちろん勝負ごとですので、勝ちにこだわる、試合に賭けるという姿勢はありますが、男子ほどバチバチにはやらない感じで、よりフェアプレー精神が高いように思います。

女子カテゴリならではということでもうひとつ、同じフットサルなので戦術や個人技は男子と同じようなものを採用する、トライするというのは見ていてわかりますが、どうしても人や球の速度、強度が男子より低いことから、観客の戦術理解度が高まるということがあります。何をやりたいか、どのようにしたいのかがよくわかるという感じです。そしてその精度が男子よりもやや低いため、やりたい戦術、プレーが成功したときには見ているほうも「やった!」と喜べるような感じがありまして、むしろ男子よりも選手との一体感を感じられるように思います。


フウガドールすみだ、フウガの戦うFリーグ、そしてフウガレディース、レディースの戦う女子Fリーグについて、なんとなーくご理解いただけたでしょうか?

それでは、次の記事でフウガレディースのピックアップ選手を紹介しますね!

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カルメン&ラファエル(サターンロースト)

新入荷のお知らせです。エルサルバドル、アワチャパン県にあるシベリア農園からのコーヒー豆です。

この農園は、カルメンとラファエルご夫婦が運営しています。タイトル写真のお二人です。すでに長男のジェラルドと次男のロドリゴが農園を手伝うようになり、いずれ代替わりしていくのでしょう。こちらのロットはご夫婦のお名前でご紹介することとしました。

アワチャパン県はコーヒー生産が盛んなところです。山岳地帯にあり寒暖差も大きく、夜には気温がかなり下がるそうで、その寒さから農園の名前を「シベリア」と名付けたそうです。

気候が厳しいところということは、コーヒーには良いことがありまして、実が熟していくのがゆっくりになり甘みを多く蓄えるのだそうです。このロットではさらに生成処理をナチュラルとすることで、完熟の果実感をより味わえるようになっています。

サターンローストでビター感も強く感じるのですが、その中にしっかりとくだものの甘さをキャッチすることができます。

しっかりと重めのコーヒーをお好みでしたら、ぴったりかと思います。どうぞお試しください。

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月末ですので「コーヒー飲もうよ」

こんにちは、5月も終わろうとしていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか? SSEでは銘柄の入れ替わりや定番銘柄の年度替わりなどで4月5月とばたばたしています。

おなじみすぎるトトロですが、先の投稿でお伝えした通りで新年度ものに切り替わりました。そのほかにもいくつかの銘柄が終売になり、そして新銘柄を今後ご紹介していけると思います。

では、5月も31日が最終営業日ということになりますので、いつも通り「コーヒー飲もうよ」の日になります。

店頭、ネットショップでコーヒー豆・粉、便利なパック入りコーヒーが10%オフです。ネットショップでは下のクーポンコードを入力してくださいね。

202505sale

来月6月で今年も折り返し、前半戦のラストスパートがんばっていきましょう!

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トトロが新年度ものに切り替わります(と、まさかの出会いの話)

SSEの看板銘柄として、かれこれ10年以上も買い続けている「トトロ」ですが、今月より新年度もの(ニュークロップ)に切り替わります。

銘柄の名前のトトロは、あの有名なアニメーション映画とはなんの関係も無く、コロンビアの南西部にあるトトロ村という地名から来ています。トトロ村では小規模な生産者たちが組合を作っているのですが、その組合が加盟しているのがFNCという組合の連合会みたいな組織で、SSEではそのFNCを通してトトロ村の組合のコーヒー豆を購入しています。2014年にはじめてトトロ村のコーヒーを購入して以来、継続的に取引をしていますが、途中から麻袋にSSEの名前を入れてもらって、必要量をあらかじめ作ってもらうという形になりました。組合ではもちろん非常にたくさんのコーヒー豆を出荷していますので、SSEで買う量はその中ではほんの僅かということになりますが、それでも、毎年買うよという意思表示をして取引を続けていくということは彼らの安定した経営につながると思いますので、そのような形を採っています。

トトロ村の生産者さんたちはとても真面目にコーヒーを栽培しているなあと感じるのですが、毎年同じように美味しいコーヒー豆が届きます。気候変動、雨の量や日照時間などが同じ年は無いと思うのですが、ちゃんと同じようにコーヒーを育て、収穫するという不断の努力を感じることができます。

今年のコーヒー豆もまた、ちゃんと美味しいものが届いています。

1年分のコーヒー豆がまとめて横浜に着くわけですが、到着したてのものは豆の色が緑色に近く、水分量も多めで柔らかい感じがします。これが時間の経過とともに表面の色がだんだんと薄くなっていき、わずかずつですが乾燥も進みます。焙煎は豆の乾燥の進行によって変えていかなければなりませんので、年間を通して同じ銘柄を使うという場合には注意が必要です。


ところで、毎年の秋に、日本最大のスペシャルティコーヒーの展示会が東京ビッグサイトで開催されているのですが、SSEではその委員を務めておりますので毎年裏方をやるのですが、昨年、そこで思いもかけない出会いがありました。

コロンビアのFNCの関係者であるという方たちとお話していたときに、自己紹介をして名刺を差し上げたところ、そのうちの一人の方が名刺を見て「この会社のオーナーはあなたか」とびっくりした様子だったので、わけを聞いたところ、なんと、数年前までSSE向けのコーヒー豆の袋にSSEの名前をプリントしていたのは自分だとおっしゃるのです。生産処理の現場でお仕事をされていたそうです。そしてまるで懐かしい友達に久しぶりに出会ったかのように喜んでもらえて、こちらも大変嬉しく思いました。

向かって左、ジョアンさん
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上野駅にパートナーさんの新店舗がオープンしました

蔵前エリアで大人気となっているCoffee & Bar gg GENIE KURAMAEの新しい店舗が、上野駅の駅ナカにオープンしました。

【店舗情報】

店名:COFFEE & BAR gg KURAMAE エキュート上野店

オープン日:2025年4月24日(木)10:00

所在地:〒110-0005 東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅改札内 3階

営業時間:平日・土 10:00~22:00/日・祝日 10:00~21:00

GENIE KURAMAEはオープン当初よりクマボトルのコーヒーで大人気となり、いまでは蔵前エリアでも屈指の人気店となっていますが、路地を入ったところにある席数も多くない隠れ家的なつくりのため、さらに行列の絶えないお店として知られています。

こんどの新店舗は上野駅の駅ナカ、移動の途中に使われることになると思いますので、主にテイクアウトの利用になるかと思いますが、カフェ利用の席もありますので蔵前の本店よりも気軽に使えると思います。

こちらでもクマボトルはさっそく人気のアイテムとなっており、次々に注文が入っていました。

クマボトルでは、カフェラテのほか抹茶ラテや各種フルーツジュースもあるそうです。

常磐線、東北線乗り場のあたりにあるのですが、新幹線の入口にも近いので、どこかに行くときに、旅のお供にどうぞご利用くださいませ。

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4月もコーヒー飲もうよ(と5月の予定)

こんにちは、ようやく花粉症がおさまってきましたホゼです。今年は花粉のみならず黄砂も強烈だったような気がします。みなさんはいかがだったでしょうか。

4月末より大型連休という人も多いと思いますが、SSEはカレンダー通りの営業ですので、お出かけされない皆さんもどうぞ安心してお買い物においでくださいね。

というわけで4月も「コーヒー飲もうよ」の日です。30日(水)は店頭で、通販でコーヒー豆/粉と便利なパック入りコーヒーが10%オフです。そろそろ夏コーヒーの素の季節という方もいらっしゃいますか?もちろん、夏コーヒーの素も10%オフですよ。

通販では下のクーポンコードを入力してくださいね。

202504sale

それではお得にお買い物をお楽しみくださいませ。

そして、5月の営業案内です。

特に何かということはないのですけど、18日の日曜日だけ臨時のお休みをいただきまして、三連休となります。よろしくお願いいたします。

新入荷ですが、ちょっとご無沙汰しておりましたマリア・アスカルンス(ボリビア)が今年も入荷です。入れ替わりでオナカフェ(ホンジュラス)が終売となります。

5月になればもう夏はもうすぐ、上着を置いて軽やかなステップで街に出たくなりますね。風が気持ちよく、過ごしやすい日が続きます。コーヒーはホット?アイス?嬉しい悩みの季節到来ですね。

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年度末のコーヒー飲もうよの日です

今年も四分の一が過ぎ去ろうとしております。皆さんお忙しいところでしょうか?それともヤマは過ぎてひと息ついているところでしょうか?

SSEは、毎年ですが春になるとだんだん忙しくなる季節到来で、がんばって焙煎焙煎しております。

さて、今月もコーヒー飲もうよの日です。月曜が店休日なため、店頭では明日がセールの日になります。通販では下のクーポンコードを入力してチェックアウトしてください。

コーヒー豆、粉、便利なパック入りコーヒーが10%オフになりますよ。

202503sale

4月は新生活スタートという人もいらっしゃると思います。ご自身がそうでなくとも、なんとなく新しい気分になりますよね。というわけでSSEも気分一新、張り切って焙煎しますので、4月もどうぞよろしくお願いします。

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2月「コーヒー飲もうよ」の日と3月の予定

梅が咲きまして、桜の開花までもひと月もありません(たぶん)。すっかり春になりました、と言いたいくらいにここ数日は暖かな陽気です。

2月は途中までつくば店の臨時休業が続きましたが、後半には再開することができました。しばらくお休みでつくば近辺の皆さんには大変にご不便をおかけしましたが、通常営業に戻りましたので安心してご来店くださいませ。

というわけで2月も今日が最終営業日、コーヒー飲もうよの日です。

店頭、通販でコーヒー豆/粉、便利なパック入りコーヒーが10%オフです。どうぞまとめ買いしてくださいませ。

通販では下のクーポンコードをチェックアウト時に入力してくださいね。

202502sale


そして3月のご案内です。

毎年ですが春にジャパンハンドドリップチャンピオンシップの地方予選がありまして、その運営に参加するために出張でお休みをいただくわけですが、今年もカレンダーをご覧いただきますと臨時のお休みがあります。福岡と札幌の地方予選の運営をしてくるため、ちょっとだけお休みいただきます。

終売/新入荷ですが、アリーチャ(エチオピア)が新入荷となりました。

といっても、生産者は変わらずで年度が新しいものに切り替わりました、ということになります。


3月になると、夏までの折り返しだなという気持ちになります。寒い寒いと言っていた2月から、どんどん気温が上がり気分も軽くなっていくという、うきうきした感じになりますよね。というわけで季節のブレンドは「うららか」がそんな雰囲気の風味につくってありますので、こちらもどうぞお試しくださいませ。

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15周年特別ロット「マリアナ・モレノ(マーキュリーロースト)」

2010年2月に創業しましたSSEは先日、なんと15周年を迎えることができました。無事これ名馬、という菊池寛の言葉がありますが、これは「怪我無く走り続けた馬こそ名馬である」というような意味だそうです。なるほど、SSEも無事に15年を過ごせたのでその意味では名馬のハシクレと言えるかもしれません(おこがましい話ですね)。この菊池寛の名言には元ネタがあって、無事是貴人という仏教の教えがあり、臨済和尚が「欲得無くなればそれは即ち悟りを開いたも同然」といような意味だそうです。SSEの中の人、ホゼもまぁちゃんもまだまだ悟りは開けそうにありません。

閑話休題。

15周年ですのでなにかやろう、ということでいろいろ考えてみたのですが、私たちはコーヒー屋ですので、やっぱりコーヒーに関することが良かろうということで、まずは第一弾、スペシャルロットのご紹介です。

(おっと、第一弾ということは、第二第三があるってことかな?)


マリアナ・モレノさんと、彼女のコーヒーについて、お話ししたいと思います。

写真左側の女性が、マリアナさんです。

マリアナさんは、メキシコの首都メキシコシティから300kmほど東へ離れたベラクルス州のコアテペックでコーヒーに関する事業を行う、モレノ家に生まれました。彼女で4代目に当たります。もともとモレノ家はコーヒー生産農家へ向けた農業用機械の製造、またヨーロッパやアメリカの機械の輸入販売をしていたそうです。マリアナさんのお父さん、モレノ家の三代目ということになりますが、お父さんは今でも別の会社を経営していて、その会社はコーヒーの実の選別用の機械、洗浄や乾燥用の機械、また焙煎機なども製造しています。モレノ家はコーヒー一家であったため、マリアナさんは子供のころからコーヒーを祖母に淹れてもらい(砂糖とミルクをたっぷりと入れたものが好みだったそうです)、またお父さんが製造するコーヒーの機械に囲まれて育ちました。そして2020年にコーヒービジネスの世界に、モレノ家の一員として飛び込むことになりました。

最初の仕事は、コーヒーの教室を開くことでした。首都であるメキシコシティではなく、コーヒー生産地でありお父さんの会社があるベラクスル州でスタートしました。それは、実際にコーヒーの栽培から収穫、生産処理、そして焙煎と抽出が全て一か所でできるからという理由に基いたものです。彼女はスクールで教えることで自身でもより深くコーヒーを知ることが出来て、またより多くのことを教えるために栽培から収穫、生産処理に至るまで様々なトライ&エラーからコーヒーについて幅広い知識と経験のバリエーションを持つことができました。これはモレノ家ではコーヒーの畑と生産処理施設、そしてお父さんの会社には焙煎機などの機器類が揃っていたから、成し得たことでしょう。

メキシコではまだ、スペシャルティコーヒーは新参者であり、従来の深煎りのコーヒーに砂糖とミルクをたっぷりと入れて飲むというスタイルが、特に中高年の人たちには一般的です。都市部ですら、若い人たちの中には、安くないスペシャルティコーヒーを専門店で楽しむという流行に敏感な層もいる、といった具合ですので、先進的なコーヒーの講座を受けられるスクールは国中でも多くなく、マリアナさんのスクールには遠くメキシコシティからも生徒が集まるというようになりました。

スクールが盛況なことと、マリアナさんの焙煎と抽出の理論や技術が十分に世界の先端に追いついてきているという自信から、マリアナさんはコアテペックの繁華街にカフェをオープンしました。これはまたたく間に話題になり、メキシコのスペシャルティコーヒーを牽引するカフェとして内外から注目を集めています。

そしてスクールでさまざまなテーマに取り組んだことで、マリアナさんは抽出や焙煎の手前のステップ、コーヒー豆そのものを自分自身のコーヒーとして作りたいと思うようになりました。

お父さんの会社はコーヒーの生産処理に関わる機器を製造販売しています。つまり、マリアナさんがやろうと思えば収穫したチェリーを袋詰めまでして販売することができるということです。スクールでは、そこで使うような小さな規模でコーヒーの実から生豆へと生産処理をしていましたが、自身のカフェ以外で使ってもらうためには、大きな生産処理場を設立し、大規模に処理を行わなければなりません。そこでマリアナさんは、思い切ってコーヒープロデューサーになると決意し、コーヒー生豆ビジネスの世界へ飛び込みました。

マリアナさんは若く、そして女性であるため、ビジネスは当初、大変に難しいものだったそうです。彼女は、メキシコでは専門職は男性社会だ、と言います。スクールの仕事の時も先生が女性であることは最初、信用できないとか軽んじられていると感じていたそうですが、農家やバイヤーとビジネスをすることになると一層それを感じるようになったと言っています。首都から離れた田舎であるコアテペックではマッチョで年かさであることがビジネスを有利に運ぶ大事な要素であり、マリアナさんを見て「若い女の子だ」と思われるともう上手くいかないことが多かったそうです。

しかし、マリアナさんの手掛ける生産処理施設というのは、コーヒーの生産にとって欠かせないパートです。家族経営の農家や小さな農園では処理施設を持たないため、どこかに委託するほかありません。時には足元を見られ買い叩かれたり、品質も見ずにひと山いくらで買われたりということが農家や農園の悩みの種です。しかし良い品質であれば高く買ってくれる、そして腕が良くて来年も再来年も取引をしてくれそうだ、という生産処理施設にチェリー(収穫したコーヒーの実)を持ち込むことは、それが新参者でも女性でも若くても、農家や農園にメリットがあります。

スクールを運営するため世界の先端のコーヒーに関する情報を集め、スクールでは生産処理から焙煎、抽出まで深く研究したマリアナさんの生産処理施設はコアテペックで受け入れられました。その裏側には、生産処理工程で使用する機器に細かに注文をつけるマリアナさんに、徹底的に付き合って機器を改良しているお父さんの力があると、マリアナさんは言います。

マリアナさんの施設では、ウォッシュ、ナチュラル、ハニーといくつもの処理工程を実施していますが、それらのひとつひとつの工程でも、発酵や乾燥の時間、温度などを精密に制御して、とても多くの味わいのコーヒーを生み出しています。

もちろん、機械と制御というハードの部分だけで上手くいくわけではありません。働いている人に十分に教育し、対価を支払い、やりがいのある職場になるように努めています。買い付けたチェリーの選別や工程におけるひとつひとつの作業を丁寧に行うことで、最終的なコーヒー豆の品質が上がるのです。

マリアナさんのTESTE Cafeが作り出すコーヒーは、まだスペシャルティーコーヒーの最前線を追いかけているメキシコという国で最先端のコーヒーであり、マッチョさと年齢がモノを言うコーヒービジネスで奮闘する若き女性が作り出すプロダクトであり、そしてなにより素晴らしい風味特性を持っています。


15周年のSSEが皆さんに紹介したいコーヒーは、こんなコーヒーだなあと思いまして、特別に買い付けしました。どうぞ、マリアナさんのコーヒーをお楽しみください。

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