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「一七五四」ブレンドが好評につき、定番になりました

SSEのブレンドにはおなじみ四季をイメージした「うららか」「すずかぜ」「みずすむ」「おんふり」の四つと、浅草・待乳山聖天のご利益を頂戴した「毘沙門天」があります。

もともとは、ひらがな季節シリーズのうららか、すずかぜ、みずすむ、おんふりの四つだったのですが、待乳山聖天さんとのコラボブレンドが定番化したのが毘沙門天でした。

※待乳山聖天さんのご本尊が毘沙門天であることにちなんで

SSEのブレンドはひらがな季節シリーズ、本所本店のブレンドが毘沙門天、というようなイメージでいたものですから、つくば店をオープンするときに、なにかアイコニックなブレンドがあるといいなと思いまして、一七五四ブレンドを制作しました。その名前の由来は・・・

7世紀から8世紀にかけて編纂されたという万葉集に、筑波山を詠んだ歌がいくつもあります。そのうち、1754番目の歌、第九巻に収録されたものですが、このような一首があります。

今日の日に、いかにかしかむ、筑波嶺に、昔の人の、来けむその日も (高橋虫麻呂)

歌を現代風に言えば、「筑波山に来た今日という日はなんとすばらしいことか。このすばらしさは、昔に来たどんな人たちの感動にも敵うものではない」というようなところでしょうか。

SSEは2010年に牛久で創業しました。その時は古いルノーを改造した移動カフェ。つくばにもお邪魔していましたね。そしてほどなく墨田区本所にお店を構え、10年余りを東京で過ごしてのつくば店出店となりました。つくばに戻ってきた、という感動がこの高橋虫麻呂の歌に重なるような気がしました。

そこで、つくば店をオープンするに当たって新しいブレンドの名前は「一七五四」とすることにしたのです。

オープンの記念で期間を限定しての販売にしようと思っていたのですが、思いのほか、大変に好評をいただいておりまして、定番ブレンドとして、本所、つくばの両店で今後も定番として販売することにし、またウェブショップでの販売も開始することにしました。どうぞ末永くご愛顧いただければと思います。

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