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2019年の感謝と2020年の抱負

みなさんこんばんは。大晦日の夜です。

2019年は大変お世話になりました。無事に今日を迎えられたことは皆さまのおかげと感謝をしております。

また来年の令和2年、2020年は弊社にとって10周年という区切りの年を迎えることとなります。皆さまにまだまだご迷惑をかけながら区切りの年を走って行かねばならぬと、気を引き締めてがんばっていく所存です。

大晦日ということで今年を振り返りつつ、また明日は元日ということで来年のことも書いていこうと思います。

2019年のスタートはもちろん、だいくらスキー場店の営業でした。これはここ8年変わらぬ行事のようなもので。2011年3月に福島県を含む東日本の広い範囲に甚大な被害をもたらした東日本大震災が発生し、その年の冬からだいくらスキー場のレストハウスの一角にポップアップカフェを運営しています(売上の一部をだいくらスキー場を通して福島のために役立てていただいております)。その活動も8年目。もはや臨時の店舗という感じではなく、常設の店舗になっちゃってます。そのだいくらスキー場で元日を迎え、2019年が始まりました。

そしてこれまた8回目を迎えるジャパンハンドドリップチャンピオンシップの運営です。2月~4月に地方予選を行い、9月にビッグサイトで決勝が開催されます。このすべての予選と決勝の運営に参加しております。けっこう大変です。

春のトピックとしては、3月にホンジュラスからコーヒー豆のプロモーションのために来日されたホンジュラス共和国外務国際協力大臣マリア・ドローレス・アグエロ・ララ閣下、エクトル・アレハンドロ パルマ・セルナ閣下と恐れ多くもセルフィーでツーショットを撮るという思い出が作れました。閣下って呼ばれる人って・・・すごいえらい人なんじゃないのかと思うんですが大変に気さくで楽しい方たちでした。

ホンジュラスのコーヒー豆は、私たちのラインナップによく登場するのですが、それは、ホンジュラスという国が置かれている状況によるものが大きいかもしれません。ホンジュラスは中米でも貧困率の高い国で、1日あたり1.9ドル以下で暮らすもっとも貧しいレベルの人々が16%もいるそうです(2017年のデータ。なお同様に貧しいとされる隣国のグアテマラとエルサルバドルはそれぞれ9%と3%)。私たちはたくさんの国からコーヒー豆を買っていますが、その中でもホンジュラスのコーヒーを買わなければと使命感のようなものを感じるのは、彼らのつくったコーヒーを少しでも現金に換えてあげたいという気持ちになるからだと思います。

今年も私たちのコーヒーをお使いいただくカフェやレストランさんが増えました。SSEが焙煎したコーヒー豆をお使いいただいて、美味しいコーヒーをお客様に提供していただける、心強いパートナーです。台東区浅草・FEBRUARY KITCHENさん、文京区弥生・Le KUROさん、墨田区錦糸町・SWITCH ZERO CAFEさん。こちらでは美味しいコーヒーが楽しめます。どうぞよろしくお願いします。

昨年第一回を開催し、大変好評にて今年第二回の開催となった「つくばコーヒーフェスティバル」に昨年に引き続き出店してきました。昨年も天候に恵まれて、今年も同じように好天、11月なのに寒さを感じないイベントとなりました。私たちは二人だけでお店をやっていますので、フェスやイベントへの参加というのは難しいことが多く、なかなか外部でコーヒーを販売したり、知ってもらったりということができないのですが、このイベントは古巣つくば・牛久エリアの仲間がたくさん出店いたしますし、主催がとても仲よくさせてもらってるコーヒーファクトリーともっくんカフェということで、がんばって出させていただいております。気の知れた仲間とおなじ広場でコーヒーのイベントをやるということがとても楽しく、またつくばエリアに私たちのコーヒーをご紹介できるうれしさで、非常に充実した二日間となりました。

ところで今年のニュースとして大きいもは、年号が令和になったことと、消費税の増税がありましたね。私たちも消費税増税には四苦八苦させられました。対応のためレジを直したり表示の書き換えやお客さまへの説明や・・・ということで私たちも変えるべきは変えて10月1日を待ちましたが、お客さまのほうにも変化が。以前よりキャッシュレス決済を導入していたのですが、このタイミングで現金から変えられた方も多く見受けられました。弊社では通販もアマゾンのアカウントでお買い物できますし、店頭でもキャッシュレスでお買い物ができます。どうぞこれからも遠慮なく「ピッ」とやってください。

私たちは(繰り返しになりますが)二人で焙煎と店頭でのコーヒー豆販売、カフェ、そして卸売をやっています。いろいろ手が回らないことも多く、今年もまたたくさんのお客さまにご迷惑をおかけしながら、またご理解を頂戴しながら、なんとか毎日豆を焼いて、一年を終えることができました。毎日豆を焼いて売る、それをやってるだけで一年が過ぎ去ってしまいます。今年を振り返っても「よく焼いたなあ」という感想しか出てきません。あれもこれもやりたかったなあというのはありますが、できないことはできないので、本業にせいを出そうと言い訳しつつやり残したことがたくさんあります。来年は少しそれができるといいなあと思いながらも、きっとまた豆を焼いて一年が終わっちゃうんじゃないかとも思います。

毎年2月13日は創立記念日なのですが(と言ってなんにもしないんですけど)、2020年はその創立記念日が10回目となります。つまりSSEができて10周年ということです。

私たちがルノーのバンに乗って移動カフェをやっていたことを覚えている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。まーちゃんがジャパンカップテイスターズチャンピオンシップで3位入賞したり、ラテアートチャンピオンシップに出場したりしていたことを覚えてらっしゃる方が、ホゼが焙煎人ではなくエスプレッソ屋で、ロングブラックについてウンチクを垂れていたことを覚えてらっしゃる方が、いったいどのくらいいらっしゃるんでしょうか。10年ひと昔と言いますが、私たちが10年のあいだにどれだけ変わったのか、その変化には自分自身が一番驚いています。

そして、2020年は次の10年へのスタートの年となります。ここまで本人たちも予想しなかった道のりでしたが、これからももっともっと皆さんに驚かれるような、そして自分自身もびっくりできるような進歩ができるといいなあという思いで、本業にせいを出さなきゃと言い訳しつつ毎日豆を焼いて行こうと思います(結局それか)。

それでは、少々挨拶が長くなりましたが、今年も大変お世話になりました。来年もより一層がんばってまいりますので、至らぬ点がありながらもご愛顧を頂戴している皆さまにおかれましては呆れることなく引き続きかわいがっていただければと思います。

(なお新年の営業は7日よりスタートです)

ホゼ&まーちゃん